【持続化補助金】サロンのお客様ニーズや市場動向って?

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前回、事業計画を立てるうえで必要な4項目の内、①として企業概要についてご案内しました。今回は②の顧客ニーズと市場の動向についてご説明していきたいと思います。

まず第一に、「顧客ニーズ」「市場の動向」についてですので、この2つについて考える必要があります。ちゃんと項目ごとにナビゲーションしてくれているわけなので、ナビの指示に従いましょう。

ひとつ目の「顧客ニーズ」です。これは2つに分けて考えるとわかりやすいと思います。

まずは、あなたのサロンに来てもらいたいお客様が一般的に必要とされている「顧客ニーズ」です。例えば、「資生堂 30代女性 調査」のキーワードで検索すると、資生堂が実施した「理想の女性像」についての調査結果が検索されて出てきました。理想の女性の性格と理想の肌ベスト3の記載があったりしますが、こういうのが一般的な「顧客ニーズ」の一部になります。こういう要望が世間的に多いので、「うちの強みの〇〇を活かそう!」「お客の要望をつかみ切れていないから新しい〇〇をしよう!」みたいな今後のプランにつながる感じです。

もうひとつは実際にサロンに来ていただいている「お客様の声」と読み替えてみてください。例えば、「くつろげた」とか「効果が出てうれしい」とかの声があれば、それは③自社の強みになります。お役様の半数以上から「〇〇の施術をやりたい」「〇〇して欲しい」などの声があれば、サロンに来ているお客様のニーズと考えていいと思います。陶肌トリートメントの導入を考えているなら、「ハーブトリートメントに興味はあるけど、自分の肌に合うか不安」とかね。施術を求めるお客様が多いのであれば、これからその施術メニューを強化しようとか、「〇〇して欲しい」内容を導入しようとかの今後のプランを考えていくことになります。

ふたつ目の要素の「市場の動向」についても同様にふたつに分けてみましょう。

まずはお店がある「地域市場の動向」です。お店の周りの環境のことですね。競合するお店がどんな位置にあるのか、特にサロンでは大手サロンさんと競合するケースが多いんじゃないかなと思います。GoogleMAPなんかで「脱毛サロン」「エステサロン」〇〇(自分のお店の地域)で検索すると周囲のお店がどこに、何て名前で、どういう施術をしているのかわかると思います。競合先とどうやってお客様向けに「自分のお店は他のお店と違うのか」を伝える作戦が今後のプランとして考えられます。いわゆる「差別化」ってやつです。競合先は同業だけでないケースも考えられます。ラーメン屋さんのライバルが他のラーメン屋さんだけでなく、お昼ごはんを出すお店全般な感じですね。もしサロンが「くつろぎを提供する」ことをコンセプトとしているなら、同様なコンセプトでお客を集めているお店もライバルとして調査しておいてもいいかもしれないです。

競合のお店のことを考えるほかにも「地域市場の動向」として考えないといけないのがお店の周りに住んでいる方のことです。都心部のサロンさんならいざ知らず、地方都市のサロンであれば、来ていただけるお客様は地域の方かと思います。なので人口動態や、期待している顧客像の人数などを知っておく必要があるわけです。私はよく市区町村のデータを活用します。「〇〇市人口動態」で検索すると国勢調査データとかがヒットしますので、自分の地域の状況を抽出して考えてみたりします。どのくらい顧客になりえる人がいるのか、または地域に顧客になりそうな人がいないのであれば地域外に向けて、どうアプローチするのかを考えたりすることが今後のプランとして考えないといけないことになってきます。

市場の動向を考えるうえでもうひとつは「業界動向」です。業界で新しい動きがある、とかはやり業界内でお客様が求めることなども知っておく必要があります。例で挙げると、エステ業界での新しい動きは「セルフエステ」なんかがありますよね。定額制でお客様が自分で施術するから価格は安い、通い放題みたいなお店が増えてきました。いわゆるサブスク(サブスクリプション)ってやつです。その流れに乗るのか、お客様とエステティシャンがコミュニケーションをとることの良さを訴求するのか、判断しないといけなくなります。そのほか、陶肌トリートメントで考えると、過去肌のピーリングが発生するいわゆるハードトリートメントのハーブ施術が、ヨーロッパから輸入されてきた歴史があるわけですが、海外製品の外国人の肌に合わせたハーブトリートメントから、日本人の肌に合わせた国内産ハーブの開発を行い、関心が高まってきている流れにあります。

いずれの場合も何かしら指標をつけて、ものごと(この場合には顧客ニーズ)を分解して考えていくと考えやすくなるんじゃないかなって思います。いきなり「顧客ニーズ」って言われても、何から手を付けたらいいかわからないですものね。こんな風に物事を分解して考えていくやり方を「フレームワーク」って呼んだりします。以前お伝えした「3C分析」なんかもフレームワークのひとつです。

市場について考えるときによく使われる「フレームワーク」は「PEST分析」ってやつです。これも頭文字なんですが、olitics(政治面) conomy(経済面) ociety/Cultural(社会/文化/ライフスタイル面) echnology(技術面) の4つの視点で自分の市場を考えてみる感じになります。

例で挙げると、P(政治面)は、規制や制度の厳格化なんかがあるか考えたりします。エステ業界だと昔、シミ取りの機械に規制はいたっりしませんでした?うちもシミ取りようの機械導入して月当たり定額料金で通いたい放題のメニュー追加をしようと考えましたが(サブスクです笑)、規制が入りそうだということで断念しました。エステは医療行為との線引き部分で規制が入ったりしますので、そのことに注意しておく必要があります。見ていただいた人口動態を調べることはS(社会)の分析にあたりますね。そのほか、今のコロナの影響なんかもS(社会)E(経済)に影響が出ている感じです。また、陶肌トリートメントでは植物幹細胞を成分としていたり、新製品の「リバイバルセラムセラム」には再生因子を活用しています。これなんかは美容のトレンドとしてT(技術面)からの見方になります。

そのほか、今後のトレンドや変化しなそうなことを考えて今後のサロンの経営やメニューのプランを考えるための要素が「顧客ニーズ」と「市場の動向」です。いくら自分のお店や技術が素晴らしい!と思っていても「顧客ニーズ」や「市場の動向」と向き合っていなければ、自然とお客様は離れていきます。